エプワースの町の司祭館













 

ジョン・ウェスレーの誕生と成長の軌跡−

 メソジスト教会の創始者、ジョン・ウェスレーは1703年、イングランドのロンドンの北東に位置するエプワースという町の英国国教会の司祭サムエル・ウェスレー、その妻スザンナの第15番目の子供として誕生した。父サムエル、母スザンナとも、青年期に当時英国国教会の中から信仰と生活の純粋性を求めて立ち上がったピューリタンの影響を強く受け、厳格な信仰生活を志していた。特に母スザンナは、全部で19人(うち8人は夭折)という大勢の子供を育てなければならないという事情もあり、子供たちに毎日の厳格な時間割による日課と当番制を課し、祈りと聖書の学びの時間、読み書きの勉強の時間、家事の手伝いの時間などを個々に定めてこれを厳守させる一方、一人一人に限りない愛情を注いで見守りつつ子供たちを育てた。

 ジョンはこの父母の下で信仰教育、家庭教育を受けて育ち、やがて10才で家を離れてチャーターハウスという中等学校に入り、さらにオックスフォード大学のクライストチャーチカレッジで16才から22才まで学びを進めた。

 大学卒業の年に、ジョンは父に続いて宣教の業に献身することを決意し、その資格を目指すが、学業も優秀であったため、まず同じオックスフォードのリンカーンカレッジの研究員となり、1726年から一時故郷エプワースに戻って父の教会の助祭をつとめ、2年後にふたたびオックスフォードに戻って英国国教会の司祭としての按手を受けるとともに、正規の教員としての生活に踏み出した。

 ウェスレー一家の18番目の子、ジョンの3才年下の弟チャールスは、ちょうどジョンが再びオックスフォードに戻った頃、学生として同じオックスフォードに在籍していた。



エプワース牧師館
父サムエル・ウェスレー
母スザンナ・ウェスレー
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