"Best of all, God is with us" John Wesley
「最も素晴らしいことは、主が私たちと共にいてくださることだ」



銀座教会がその伝統を受け継ぐメソジスト教会の創始者ジョン・ウェスレーは、常に「世界はわが教区なり」と宣言し、まさに地の果てまで、世界中に福音を宣べ伝えることを使命とし、目標として掲げました。その通り、日本の開国期、まだ切支丹禁制の札が立っていた頃、黙々と未知の日本へ渡ってきた宣教師たち、そして彼らを熱い祈りで送り出した教会の方々の祈りと行動がまさに「無言の説教」として今日の私たちを支えています。そして、ジョン・ウェスレーが興したメソジストの伝統とは、単なる教理ではなく、まさに「福音に今日を生きる」ことにあり、われわれ一人ひとりが「キリスト者の完全」を目指して日々生き続けています。
この記念展示とシンポジウムによって、メソジストの伝統が、単なる教理の伝達ではなく、常に教育や福祉など、人々が「生きる」ことと密接に結びつき、一つの「ムーブメント」として世に伝えられてきたことを改めて振り返りたいと思っています。

ジョン・ウェスレー生誕300年

記念展示:1月21日(水)〜25日(日)
シンポジウム:「メソジズムを現代に生かす」 2004年1月24日(土)午後1時半〜5時



シンポジウム―メソジズムを現代に生かす


メソジズムの意味を探る

 シンポジウムは、その総合主題を『メソジズムを現代に生かす』と定め、以下の有力な講師陣をお招きします。
 まず総合的、神学的な立場から、東京神学大学教授の近藤勝彦先生に、「現代におけるメソジストの意義」と題する基調講演をいただくことになっています。
 その後、キリスト教と福祉という視点から、横須賀基督教社会館館長の阿部志郎先生、そしてキリスト教教育の立場から青山学院院長の深町正信先生のお二人に加わっていただき、現代社会におけるキリスト教の持つ意味と意義、その中におけるメソジストの伝統の役割を多面的な視点から論じていただきます。もちろん会場からの討論の参加も大歓迎し、広く深い議論が活発に展開されることを期待しております。

シンポジウム
1月24日(土)午後1時半〜5時 
日本基督教団銀座教会 大礼拝堂
入場無料・予約不要

一人一人かけがえのない存在として共に生きる・・・
阿部志郎先生
1926年、東京に生まれる。一橋大学で学ぶ。現在。神奈川県立保健福祉大学学長、横須賀基督教社会館館長

「精神なき専門人、心なき享楽人」の時代の中にあって・・・
近藤勝彦先生
1943年、東京に生まれる。東京大学、東京神学大学、チュービンゲン大学(ドイツ)で学ぶ。現在、東京神学大学教授。神学博士。

学校教育の中心は宗教教育。それは敬虔と知識の融合・・・
深町正信先生
1936年、東京に生まれる。東京神学大学、デューク大学(米国)で学ぶ。現在、青山学院院長。



記念展示
―ジョン・ウェスレーの生涯とメソジストの起源/日本におけるメソジストの活動

メソジストの流れを知る展示

 展示は第一部と第二部の2つに分かれます。
 第一部は「ジョン・ウェスレーの生涯とメソジストの起源」と題して、主としてウェスレーの伝記を展示します。
 イングランドの地方都市エプワースの英国国教会司祭館で、司祭サムエルの第一五子として誕生したジョンが、厳格でかつ愛情あふれる父母の訓育の下に成長し、やがて献身し、いくつかの大きな試練と挫折を経験しながらも決定的にキリストにとらえられる回心を体験し、英国国教会の中の信徒運動としてメソジスト会運動の創設に至る経過を貴重な資料とともに説明パネルで解説します。
 さらに第二部では、「日本におけるメソジストの活動」と題して、明治からのメソジスト教会の日本への宣教活動を展示します。
 英国から北米大陸に展開した三つのメソジスト教会から宣教師が送られ、開国間もない日本各地に次々と教会を興し、また常に伝道と平行して教育や福祉に力を注ぎ、全国に数多くの有力な学園や福祉施設を展開するに至った経緯、またそこから福音にふれて立ち上がり、宣教師たちを助けて力をつくした多くの日本人牧師や信徒たちの足跡が、資料やパネルで説明されます。
 これらの展示には、メソジスト関係諸教会とはじめ、青山学院、関西学院、東洋英和女学院をはじめとするメソジストの流れをくむ全国の学園から貴重な資料等のご提供を頂けることになっています。


記念展示
1月21日(水)〜25日(日) 午前10時半〜午後7時(25日(日)のみ12時半開館)
銀座教会東京福音会センター(銀座教会1階)
入場無料


展示内容

ウェスレー展を開催します―牧師 長山信夫

エプワースの町の司祭館
  ジョン・ウェスレーの誕生と成長の軌跡

メソジストという仇名
  ホーリー(神聖)クラブとウエスレー兄弟

エリートの挫折
  夢に終わった新大陸ジョージアへの伝道

心があやしくも熱く燃えるのを覚えた
  アルダースゲート街の集会での回心

野にひびく恵みの福音
  野外説教とメソジスト会の形成

共に信じ、共に生き、共に歌う群れ
  組合(Class)での支えあいと
  チャ-ルスの讃美歌で発展したメソジスト

「完全(まったき)」にむかいて進まん(讃美歌452番)
  ウェスレーが目指した「キリスト者の完全」

世界はわが教区なり
  メソジスト運動(ムーブメント)は世界へ拡がる

それは「無言の説教」からはじまった
  禁教の日本に
  北米から相次いで渡来した宣教師たち

築地居留地から銀座へ、青山へ、
  銀座教会、青山学院を生んだ
  北部メソジストの伝道

東京と静岡と結ぶ福音の拡がり
  カナダメソジスト
  鳥居坂教会と東洋英和女学院

ランバス宣教師父子の神戸での伝道
  神戸栄光教会と関西学院

「伝道は常に教育と並行して」
    (ロバートS.マクレ-宣教師)
  メソジストの学校教育は全国に拡がった

桑港(サンフランシスコ)と東京を結んだ福音会
  メソジストの日本伝道のもう一つの流れ

日本の禁酒運動は銀座から
  安藤太郎、根本正と禁酒会

北米の本家に先がけたメソジスト三派合同
  日本メソジスト教会の成立

「与うるは受くるよりも幸福(さいわい)なり」
        使徒言行録20章35節(文語訳)
  日本の社会福祉に生涯を捧げたバット博士

神の愛を受けた者の連帯責任
  賀川豊彦に受け継がれたメソジストの理念

教会がひとつとなるために
  世界中のメソジストは祈り、働きつづける











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